26年ともえシニアカレッジ冬期講座

第2回講座 「函館駐在ドイツ領事ハーバー殺害事件」

講師 函館日独協会 副会長 奥村博司 氏

明治7年ごろの函館は世界各国が領事館を置き外交活動行っており、国際的町であった。その函館で8月11日函館駐在ドイツ領事「ルートヴィヒ・ハーバー」氏が秋田県の士族「田崎秀親」に殺害され、欧米列強との外交関係悪化の懸念で日本政府を震撼させた事件が起きた。

奥村講師は、この事件の勃発の衝撃・事件の発端ー現場検証等ー当局の処置ー犯行までの犯人の行動ー住民の受け止め方と風聞ードイツ公使館と日本政府の動きー外交的決着(明治天皇の遺憾の意)-判決処刑(各国領事立会いで斬首)-外国の反応ー無事落着の要因(5項目の対応)①現地当局の迅速・適切な処置②治安・司法体制③欧米各国への配慮④経験豊富・練達の人材⑤事大化回避の傾向等による働きでこの事件を終結させた歴史を、奥村講師は事件を掘り起し徹底した調査と研究成果で、私達に明治初期に起きた日本を揺るがす事件を、わかりやすい論調で講演していただきました。

H・KOBAYASHI